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飯田譲治、梓河人の『盗作(上・下)』

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読み終わりました、飯田譲治、梓河人の『盗作(上・下)』。

田舎町に住む平凡な女子高生が、ある日何かに取り憑かれたように絵を描き出す。その描かれた絵は人の子心を捕らえて離さない素晴らしい作品だった。周りの人は大きな賞を与えようとするが、受賞寸前になってほとんど同じ絵がすでに存在することがわかる。盗作の汚名を着せられた彼女は、高校を卒業すると逃げるように都会の街へ移り住む。

都会の街にひっそりと埋もれるように暮らしていた彼女に再び嵐がやってくる。絵を描いた時と同じような感覚に陥り生み出された歌は、やはり人の心を捕らえて離さないものだった。ところがこれもまたほとんど同じ曲がすでに存在することがわかり、過去の盗作事件に重ねて再び盗作疑惑の的となってしまう。

自らの命を絶とうとした時に職場の実直な上司に助けられ、後に彼の海外赴任をきっかけに結婚し海外へと移り住む。もう二度と創作することはないと心に決め主婦業に専念することで過去の不運が薄らいでいた時、盗作疑惑の元となった絵の原作者の個展が開かれることを知る。お互いが何かに導かれるように二人は出会い、そしてまたその疑惑の元となった絵を渡された彼女は、盗作疑惑の苦い思い出ではなくその絵に安らぎを感じるのだった。

その後、三度目の嵐がやってくる。今度は小説であり、二度の盗作疑惑を受けていた彼女は、この小説の公開を拒み続けるが、これまた人の心を捕らえて離さない作品で、ついに書籍化されることになる。
そこに過去二度の盗作の発見者となった高校時代の同級生が姿を現す。今度もまた盗作と言われるのか・・・・

創作か盗作か・・・

女性の一生を通して、あるエネルギーで生み出された作品は、盗作疑惑を受けようとも彼女の命そのものであるということを感じて感動してしまいます。泣いた〜ぁ

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コメント

あ、読書、サボっているうちに先に読まれた.....(^_^;)

kiichiさん、
面白かったわ。
先が読みたくなったよ! 早くお読み下さい

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